胃がんの大きな原因とされるピロリ菌の感染による慢性胃炎についての除菌治療が、保険診療の対象になりました。
これまでは胃潰瘍などに進行するまでは、除菌は保険対象外でしたが、保険が適用されることで胃がんの予防が期待されます。
胃がんで亡くなる人は年間約5万人で、がんの死因2位となっています。
ピロリ菌が除菌できれば、胃がんになる恐れは非常に低くなります。
日本人のピロリ菌感染者数は、3500万人にも上るとされています。この機会にピロリ菌の検査をしてみませんか?
採血や呼気検査などでピロリ菌感染を調べ(当院で可能)、
胃カメラ(当院では実施していなので、京都市立病院など、近隣内視鏡専門医を紹介します)で胃炎と確認されれば、除菌治療の保険適用になります。
除菌は胃酸を抑える薬と抗生物質を組み合わせて、1週間程度内服します。